通信サービス顧客契約連携システムの構築

MVNE 事業者 SIM 契約手続のデータ連携システムの構築・開発。
MVNO 事業者が一般顧客に提供に提供しているサービス(回線契約や停止/再開、パケット量の上限設定など)をもとにMNO事業者にサービス連携を行うため中継サービス。BtoB の Web システム。

期間・規模

  • 2016年6月~2019年3月(2年10ヶ月)
  • 開発メンバー:通常4名。最大15名前後。
  • 大規模な開発フェーズ2回。
  • その後も開発保守と機能追加・改善を並行しながら継続的に実施。

担当・役割

フェーズ初期段階より、システムエンジニアとして、全体の設計・開発に従事。
実装では、特にMNO事業者とのデータ連携部分の実装を担当。

  • 要件定義支援。
  • ハードウェア、クラウドサービス選定。
  • データ連携先となる MVO 事業者との各種対応(QA、接続試験など)。
  • 基本設計書や詳細設計書の作成。
  • 実装。
  • 試験(単体~結合)の仕様書作成および実施。
  • サービスリリース(デプロイ・データ移行)
  • サービスイン後の保守・不具合対応。

補足など

SIM 販売事業者向けシステム。

MVNO事業者が作成した依頼データを、CSV形式のファイルにしてWeb/FTPアップロード、もしくはWebAPIを介して受信。これら依頼データを元にMNO事業者へのデータ連携を行い、その結果を返す。

MNO事業者に対しては専用線を介し、SOAPやHULFTを用いたデータ通信を行ってデータ連携する。

BtoBのシステムではあるが、顧客情報を直接取り扱う場面や、通信回線の開通や停止・停止解除など、顧客サービス内容に直結しており、即時性が求められる場面の多いデリケートなシステム。

発注元の社風や体制などの都合により、事業企画担当者の要件定義への落とし込みに関する知識や経験が不足していたため、実務のワークフロー調査から要件定義の作成支援など要件定義の前段階も含めて従事。
さらにシステムに掛かる大部分を構築する、少数要員ながら開発の長期となる、大規模な案件でした。