物流事業者「運行管理システム」の構築

期間

2019年4月~2021年8月現在、進行中。
(現在はスポット案件として、開発保守などを引き続き担当)

規模

開発メンバー:通常3名。最大5名前後。
大規模な開発フェーズ1回。
その後も開発保守と機能追加・改善を並行しながら継続的に実施。

担当

フェーズ初期段階より、システムエンジニアとして、
全体の設計・開発に従事。

  • 要件定義の作成支援。
  • クラウドサービス選定。
  • お客様内打合せに同行し、他部署への技術説明など各種支援。
  • 基本設計書や詳細設計書等の作成。
  • 実装。
  • 試験(単体~結合)の仕様書作成および実施。
  • サービスリリース(デプロイ)
  • サービスイン後の保守・不具合対応。
  • 保守・監視運用の支援。

言語

  • PHP
  • Laravel(フレームワーク)
  • HTML、CSS、JavaScript
  • jQuery、Ajax

データベース

  • MySQL(Amazon RDS)

クラウド

  • AWS(EC2、EBS、RDS、SES、VPC、CloudWatch など)

開発ツール

  • VS-Code(統合開発環境)
  • git(ソース管理)
  • Redmine(プロジェクト管理)

解説

貨物輸送事業者の車両・運転手の管理など、運行管理の社内システム。
主な要件は以下の通り。

  • 既存システム陳腐化による、フルスクラッチ(レガシーブラウザやガラケー(i-mode)コンテンツの廃止を初めとする UI/UX の改修など)
  • 軽貨物事業者との連携に伴う、システム改修。
  • Excel マクロや Access などを使った業務システムの Web システム化。
  • 自社サーバや、レンタルサーバ事業者のサーバなど、システム毎に分散しているサーバ環境を、クラウドサービスにリプレースつつ集約。(最終的に AWS に確定)
  • システム化や統合・集約を進めつつ、システム管理・保守を専門のIT事業会社に移管。

これらのシステム整備をすることにより、内勤者の恒常的な残業など人件費の圧縮、人を挟まずにシステム間のシームレスな連携を行う、機能追加や改修時におけるコスト削減、インフラコストの削減などを柱としたものでした。

社内システムではあるものの、レガシーなシステムが複数あるため、業務で使用している端末がリプレースできなかったり、システム規模に対して、IT技術に精通する従業員が不足しているなど、様々な問題を抱えておりました。

お客様の予算感なども踏まえ、当職にてお客様の業務内容の把握に努めつつ、中長期的に問題解決を進めていく事で合意できました。
そのため、案件に対して要員規模が若干小さいものの、無理の生じない程度にシステムや案件・フェーズをスライスし、要員を機動的に割り当てつつ作業を進めてまいりました。

当職はお客様との要件や機能の調整など、比較的お客様とのコミュニケーションを担う場面が比較的多かったのですが、それでも機動的な作業要員としてとなって従事し、設計やシステム基盤の構築、開発、試験など、様々な場面を経験させていただきました。

また当案件は、比較的早い段階でクラウドサービスである AWS にリプレースすることが決まりました。
またお客様の事業所現地での開発については、交通事情やスペースの問題などにより、常駐することは困難でした。
そのため早々に AWS にて環境を構築し、開発コスト圧縮のため、開発そのものについても、できるだけ各メンバーの事業所から接続して行う体制が取られました。
この体制は、途中で発生した新型コロナウイルス感染症への対応にも功を奏し、開発メンバーのテレワーク勤務への変更に対しても、簡単に対応することができました。